中学校教育改革によって文部科学大臣賞を受賞→①面白い授業 ②給食改善

 

  コロナ感染の影響はまだまだ続いていますが、今回は私たちが生活する上で欠かせない「食」について考えてみたい。

 中学校での事例を紹介します。その中学校は全校生徒1200名の大規模校でしたが、まさに荒れ放題でした。

 強盗・窃盗も多く、学校の廊下をバイクが走り、窓ガラスは次から次へと割られる。

 タバコの吸い殻を拾って歩いたらスーパーの大きなビニール袋がわずか1時間で一杯になるといった状況でした。

 不登校の生徒も60~70人もいたそうです。しかし、その中学校が改革を断行した結果7ヶ月後には吸い殻が1本もなくなり、1年半から2年が経つ頃には非行・犯罪がゼロとなったそうです。それどころか、昼休みには図書館の120席が満席、座れない子は床に腰を下ろして本を読み、そこもいっぱいになると廊下にまで溢れてくるような状態になりました。

 その中学校の教育改革を断行したのは長野県上田市の元校長の大塚貢氏です。

 大塚氏は校長として20数年前に真田中学校に赴任し、2つの改革を断行しました。

 第1に取り組んだことは、生徒が興味を持ち、面白い授業を行うように教師に呼びかけた事でした。

 先生同士が徹底的に研究授業をやって教材研究や指導方法も研究をして、「子どもたち側の姿勢」を大事にするなど、徹底的に改善し続けた結果、授業が面白くなり、机に伏している生徒がほとんどいなくなり、姿勢を正して授業に臨むようになりました。

 さらに、教師たちの授業を原則公開とし、切磋琢磨できるようにする。こうした改革によって、校内の学びの環境が変わっていきました。

 第2に断行した事が給食の改善でした。

理由は、朝食抜きで登校する子どもが、38%もあり、授業に集中出来ない環境にありました。

 さらに、朝食を食べている生徒でも、ほとんどがパンとハムやウインナ-、それと合成保存料や着色料、合成甘味料の入ったジュースを摂取し、夜はカレーや焼肉といった内容でした。

 このような食事ではカルシウムやミネラル、亜鉛やマグネシウムといった血管を柔らかくしたり、血液をきれいにする栄養素はまったく摂取できません。さらにカリウムも欠乏していて、自律神経の伝達が十分でなく、免疫力の低下傾向になっていました。

 その結果、子どもたちの血液はドロドロで、自己コントロールができない体になっていると判断しました。

 これでは、いくら「非行を起こすな、いじめるな、勉強を本気でやれ」と言ったところで、体がついていきません。そういったことをPTAの席でお話しして、「なんとかバランスのよい食事を作ってください。」と呼びかけましたが、今の若いお母さん方には聞き入れてもらえなかったそうです。

 そこで、学校の給食をこれまでのパン・牛乳から、完全米飯に強制的に切り替えて、さらに血液をきれいにし、血管を柔らかくしてくれるGABA(自律神経のバランスを整える働きがある)が含まれる発芽玄米を米に10%以上加えました。

 さらにイワシの甘露煮やイリコなどを付け、カルシウムが摂れるようにし、野菜などの農産物も近隣の無農薬や減農薬栽培の農家と契約し、給食関係者の反対を押し切り、これを強行しました。

 さらに合成保存料のソルビン酸や発色剤の亜硝酸ナトリウムなどの化学合成添加物が入った給食食材をストップさせました。

 この2つの改革によって真田中学校は非行が渦まく荒れた学校から学業を楽しむ学校へと大きく変化していき、玄関脇と校庭の真ん中にある花壇には一年中、旬の花が咲き誇り、校内は見違えるように美化されました。

 図書館から年間400冊ほど紛失していた図書もほぼゼロになり、子どもたちの成績はぐんぐん上昇していき、全国作文コンクールでも毎年1位、2位を受賞する生徒が続出するようになったそうです。

 結果、その中学は、文部科学大臣賞を受賞するまでになりました。

 

 このような事例は複数の学校で同様の結果が報告されています。

 このように、あなたのお子様に「メンタルからの意識づけ」と「食の改善」を断行し、スナック菓子や菓子パン、清涼飲料水を摂取させない。その代わりに無農薬野菜や旬の果物の他、海藻や小魚類を食べさせ、カルシウム豊富な食生活に切り替えたなら、あなたのお子様の性格がガラリと変わりますよ。

 もちろんのこと、これは大人でも同様です。

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