非認知能力 この能力はテスト等で評価できません。

見えない学力の伸ばし方   21年11月
 人生を豊かにする力は「見えない学力」といわている「非認知能力」の育成が大事で、学校のテストなので評価されにくい、数値化されない、お子さまの能力です.
 この非認知能力は「お子さまの将来や人生を豊かにする力」の源泉になると、近年教育分野において特に注目を集めています。
 この能力を育てるには、幼児期から学童期にかけての取り組みが重要だと言われていてます。
 今回は「非認知能力」の伸ばしかたについて解説していきます。
 「非認知能力」は1960年代にアメリカで行われた、「ペリー就学前プロジェクト」が発端です。
 子どもたちはランダムにこのプログラムを受けるグループと受けないグループに分けられ、家庭での親子の関わり方についての指導にあたりました。
 その後40年にわたる追跡調査で、このプログラムを受けたグループの子どもたちは、受けていないグループの子どもたちと比較して認知能力(アカデミックな点数で評価できる能力)には大きな差がないものの、人間としての活動能力が高く、より安定した社会生活を送り、犯罪率や生活保護受給率もより低いということが分かったのです。この結果を受けて、両者の差を生み出したのは、「認知能力以外の力」ではないかと考えられるようになりました。
 現在の子どもたちが生きる社会は、国際化やボーダレス化が進み、ますます変化に富み多様化しています。この時代を生き抜く上で、 今改めてこの「非認知能力」が注目されているのです。
 具体的な能力とは自己認識、やり抜く力、自分を信じる力、自己肯定感意欲、学習志向性、やる気、集中力忍耐力、ねばり強く頑張る力セルフコントロール、自制心、理性、精神力メタ認知、客観的思考力、判断力、行動力社会的能力、リーダーシップ、協調性、思いやり対応力、応用力、楽観性、失敗から学ぶ力クリエイティビティ、創造力等々がその概念です。
 この非認知能力は、幼児期から学童期にかけては、特に伸ばせるような素養が高く、新しいことに挑戦する力や、そこから多くのことを吸収する力が特に高いことがあげられます。
 その大事な「非認知能力」は第一に「遊び」を通して育成する。
 つまり、子どもの非認知能力を育むには、さまざまな「遊び」を取り入れることがおすすめです。ここで大切なのは、遊びの中で子どもが「自分で考える力」を発揮できるように意識することです。例えば、空き箱やプラスチックカップ、包装紙、落ち葉や木の実といった身近な素材を使う工作遊びでは、子どもが「何を使おうかな」「どんなものを作ろうかな」と試行錯誤する過程で、想像力や創造力、工夫する力、最後までやりぬく力などの非認知能力を育むことができます。
 第二に、「子どもが好きなことをする」という視点も大切です。大人が「遊びを通して非認知能力を伸ばそう」と意識しすぎると、遊びの方向性を必要以上に誘導することにもつながってしまうため、意外と注意が必要なのです。子どもの興味が次々と新しいものに移る時は、気持ちの向くままに好きなことをさせてあげましょう。「目移りしないで、ひとつのことに集中してほしい」と感じることもあるかもしれませんが、もしかするとその遊びの中で、想像力や創造力など“何か別の力”が育まれているかもしれません。非認知能力とは、実に多岐にわたるものであり、子どもの意思を尊重し、自由に取り組ませてあげる中で、さまざまな力が自然と育まれていくものです。
 第三に「周囲との関わり」という視点が大事です。非認知能力は自分で工夫して作った作品をお友達と見せ合ったり、他の子のアイデアがステキだと思ったら自分も取り入れてみたり、協力し合って大きなものを作り上げたり。意見がぶつかった時には交渉や調整を試みたり、失敗したときにはそれを取り返す工夫をしたりと、「他者との関わり」の中で学ぶものが実に多くあるのです。
 一方、認知能力は、計算や漢字の書き取りを繰り返し練習したり、歴史や単語などをしっかり暗記したりという、定型の学習です。
 幼児期や学童期は、たくさんのお友達と幅広く触れ合う機会が多いほか、家族で過ごす時間も長いもの。楽しい時間を共有する中で、自然と非認知能力を鍛えることが出来るのです。
 これらの育成法は、ポピー幼児版が主張している「親子共同学習」が主軸であり、教材を通して、幼児期に子ども達とたくさん関わりを持つことがポイントです。
 教材の編集には①思考力、②共感力、③生きる力、④洞察力、⑤空間力、⑥抽象力、⑦直感力、⑧論理力、⑨調整力等々からなる右脳の領域を育成することを大切にしています。(点数で評価できない見えない学力です)
 前月お知らせした、「言語力の育成」は幼児期がベストとしましたが、「見えない学力(非認知能力)」も幼児期に親が共同で関わりをもって育成する事がポイントであり、何でもそのまま吸収する人生の中で最も能力が高い、幼児期・学童期に育成することがベストの選択ではないでしょうか。

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