人間の可能性を開く

 ノーベル賞学者利根川進教授(分子生物学の世界的大学者)の講演のなかで、分子生物学の立場から脳の仕組みについて言及されていて、非常に興味のある内容だったので、今回は「人間の可能性を開く」というタイトルで解説します。

 体が振動から構成されている現象は今までは理論的には証明されていましたが、測るものがありませんでした。

 しかしアメリカの科学者ウエインストック博士がそれを測る機械を発明しました。 これが有名なMRA(共鳴装置)という機械で医学の現場でも使用されていますが、このMRAによって、すべてのものから波が出ていることが証明されました。

 波は生きているものすべてにあります。動物、植物、宇宙にもあることが解明されました。

 宇宙の波動は波動の中でも最も良い波動で、秩序を保つ波動です。

 MRAで測ると7.5Hzとなっています。 この波動を人間の脳波に相当させるとどのような状態かというと、α(アルフアー)波とθ(シーター)波の中間状態なんです。 θ波はウトウトしている状態。電車の中でゆっくり寝ているような気持ちの良い状態です。

 このヒモ理論(波動説)は否定的な科学者はいなくなってきている。 東京大学の研究所でも凄い勢いで研究されてきています。

 心は脳の働きに過ぎない。 今までは心の問題は科学ではなく哲学的な話しとして論じられてきましたが、しかし科学が進めば進むほど脳の問題だとわかってきたのです。

 つまり、宇宙の波動の7.5Hzを人間が持ち合わすことができると、とんでもない可能性を開く事ができるのです。

 人間は細胞から出来ています。そして、人間の細胞は60兆から70兆個あります。髪の毛も皮膚もすべて細胞から構成され、細胞は分子から、分子は原子から、原子は素粒子から、素粒子は量子から出来ています。

 現代科学ではここまで解明されています。では量子の実態とは何かというと、簡単に言えば紐(ひも)のようなものです。 その紐がゆれている。つまり振動しているのです。つまり我々の体は振動で出来ているのです。

 はたして、7.5Hzの波の人はいるのでしょうか? います! 赤ちゃんです。 生まれた時の脳波は7.5Hz、非常に快適な状態。脳がすべてのものを最も受け入れやすい状態。しかも心がきれい。見れば解りますが、赤ちゃんは嘆いたり、悲しんだり、恨んだりする事はほとんど無い。 根に持つ事が無い。お腹が減れば泣くがそれは別の話し。いつも一定の7.5Hzで生きている。目がきれいで、肌も張りが有る。成長が早い。赤ちゃんは存在そのものが最高の生命状態です。

 具体的に解説すると、赤ちゃんは生まれた環境が6人家族だとして、その6人が父はフランス語、母は日本語、姉は中国語、と6人すべて違う国の言葉を話したとすると、しかも均等に6人が話しかけたら、赤ちゃんは何語を喋るのか? 結論として6ヶ国語全部喋ります。

 利根川教授はいろんなところで、この事例を実践、実証し、何処の国であってもこの原則は変わらなかったそうです。

 さらに、大人になってしまった人が7.5Hzの世界に行く事が出来るのでしょうか?。利根川教授は『出来る!』と言っていました。その方法は、意図的にある二つの事を実践する事だそうです。

 一つ目は、楽しいことを思い出すということです。それをいつも心がけると良いことが、芋づる式に思い起こされ、脳が活性化され、7.5Hzの脳波に近づいてくる。

 二つ目は未来に対して、イメージをはっきり持つことである(右脳を活用する)。 より鮮明に具体的なイメージを持つことが大事です。たとえば病気になり、 いつ治るか、という考えでは駄目で、それでは絶対に治らない。具体的に治る日を決めることが必要である。そして退院の日にすばらしい花束を頂く、ということをイメージすると、7.5Hzの世界へ近づいていくそうです。 善悪共に意識的に脳に命令するように心がけることが、その人の可能性を開く事ができるそうです。

 それに併せて、この二つの実践に「私心がない。」事が大事ではないでしょうか。 つまり赤ちゃんのように脳がすべてのものを最も受け入れやすい状態で、しかも心がきれい。赤ちゃんは嘆いたり、悲しんだり、恨んだりする事はほとんど無い。 根に持つ事が無い。 このような心の状態が「人間の可能性」を開くカギとなっているのではないでしょうか。