SNSに対する対応 インターネットの普及につれて、普及したのがSNSですが、このツールは情報を収集する点で優位性がありますが、人間の心を表現するツールとは言いがたい。

SNSに対する対応 
 日経新聞8月2日に、携帯電話やパソコンに没頭する「インターネット依存」の中高生は、全国で推定51万8千人に上る事が厚生労働省研究班(代表・大井田隆日大教授)の調査で分かったと記載されていました。 約1年前に「IT技術の発達とこれからの社会」のタイトルで、ネットに対するメリット、デメリットを解説しましたが、今回は特にソーシャルネットワーキングサービス(social networking service=SNS)に対する対応を解説します。
 今回の参議院選挙でも、ネットでの支援が許可になり、選挙の当落にも大きく影響するようになりました。
 SNSは、社会的ネットワークの構築の出来るサービスやウェブサイトのことで、コメントやトラックバックなどのコミュニケーション機能を有しているブログや、2ちゃんねるのような電子掲示板も広義的にはソーシャル・ネットワーキング・サービスに含まれます。 その主目的は、人と人とのコミュニケーションにある。Facebook、twitter、Lineが代表的です。 ここ近年のスマートホン(スマホ)による爆発的な発展とかみ合わせると、比較的後発のLINEでも加入者は1,500万人を突破したといわれています。
 しかし、このように便利なツールであるSNSで未成年者等が性的被害に遭うなどのケースがあります。また、高校生の間で、LINEに対し、危険性が指摘されています。(この危険性については長くなるので省略します。)
 また、一部のSNSでは、会社の幹部が部下に対し、友達になることや、「いいね」を入れることを強要するなど、「ソーハラ」行為が問題となっている。
 さらに相手の顔が見えないためにSNS内部で、人間関係の縺れ(もつれ)が生じやすくなっています。
 民度が低い(品格がない、横柄、マナーの悪さ)SNSにおいて、集団心理の影響から、少数意見に対し、袋叩きにあう危険性が高く、他人の口調などを注意したりするだけでも場合によっては仲間から無視されることもあります。
 ネットの目的は外部からの情報を入手し、現実の世界での行動の参考にする事にあるが、SNSのような閉鎖的側面を持ったツールは時にして、低劣で、力関係、利害関係等の論理が優先される危険性があります。
 私たち人類はこれまで色々な困難を克服して現在に至っていますが、現在におけるモンスターとは、バーチャル(架空・仮想)な世界を大きく拡げたインターネットではないでしょうか?
 したがって、このモンスターに対し、適切な指導と教育がおこなわれていかなければならないでしょう。
 確かにネットは人間の交流の場を拡げるために便利なツールでありますが、「悪貨は良貨を駆逐する」との明言通り、品格の無い、低劣な集団によって、高い志の人間が袋だたきにあう危険性を持っている事を私たちは熟知しなければならないでしょう。
 教育の目的は、どこまでも自分の内なる可能性を発見する事であり、多様性の考えを認めあい、尊敬し、人間として日々成長していくことがポイントではないでしょうか。 
 ネット情報から子どもたちを守り、他者への思いやり、共生の考え方を育むためにも、洪水のごとく押し寄せるSNSの脅威と本質をまず私たちが学習し、熟知する事が第一義であり、その理解無くして、これからの教育はあり得ないと明言します。
 
 
結論:
 インターネットは大変便利なものであり、スマホ等がよく普及してきています。
 しかしそれらのツールに対し、私たちは十分その本質を理解し、そのものへの警戒心を持って活用する事が大事ではないでしょうか。
 20世紀までは科学技術の発達は人間の幸福に繋がると思われてきました。
 しかし、現在はその発達自体は良い悪いと云えなくなってきています。 問題はそれらの技術をどのように活用するかが課題であり、そのキーポイントはその人間の持っている考え方に委(ゆだ)ねられています。
 したがって、青少年にはSNSの功罪を良く教え、正しい活用の仕方を説明し、一緒になって考えていく必要があります

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