子育ての知恵 左脳を駆使したアカデミックな考えではまともな子育てはできない。

 アメリカ先住民のアメリカインディアン言葉の中に、「子供たちはこうして生きかたを学びます。」とあります。紹介すると、①批判ばかり受けて育った子は批判ばかりします。②敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います。③ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります。④ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります。⑤心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります。⑥はげましを受けて育った子は自信を持ちます。⑦ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります。⑧公明正大な中で育った子は正義心を持ちます。⑨思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます。⑩人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします。⑪仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます。 とありました。

 ドロシー・ロー・ノルト著の「こどもが育つ魔法の言葉」の格言も子育ての知恵は親の対応であり、子は親の鏡であるとしています。

 今回は子育ての知恵について勉強してみたい。知恵とは、道理を判断し処理していく心の働きであり、筋道を立てて計画し、正しく処理していく能力であります。

 知識はたくさんあっても子育て上手にはなりません。子育ての方法は知恵に求めていくべきです。

 そして、子育ての中核は子どもの中に内在している豊かな感性と能力をいかに顕在化するかです。

 元々本来もっている、豊かな想像力、進取の創造力、飽くなき好奇心、他者に対する思いやり、積極性等のポジティブな能力をいかに引きだしていくかが課題であります。

 人間には良い面ばかりで無く、他者を恨み、嫉妬し、攻撃する生命も内在していますが、これらの能力は顕れないようにすることも大事な点です。

 その事を南アフリカの初代大統領のマンデラ氏は、高らかに宣言しています。「あらゆる人間の心の奥底には慈悲と寛容がある。肌の色や育ちや信仰のちがう他人を、憎むように生まれついた人間などいない。人は成長課程のなかで憎むことを学ぶのだ。そして、憎むことが学べるのなら、愛することだって学べるだろう。」といわれています。

 つまり、その子どもがどのような生き方をするかは、周りにいる人の考え方に影響されるのです。

 恐ろしき間違いの育児法は、命令しすぎる、物を与えすぎる、手伝いしすぎる、小言を言いすぎると、嘘つきになり、欲張りになり、怠け者の子になり、怒りん坊になり、わがままな子になる。

 子育てほど親の生き方がそのまま反映されてくるものはありません。すべての責任は、鏡である親の生き方や態度が子に顕れてくるのです。

 つまり、子育ての知恵はいつの時代でも、どこの国でも、いつも新鮮に親の心と連動していることを知ってほしい。

 従って、子育ての根本は子どもを慈しむ心であり、子どもにとって親から愛されたという事実こそ最も大事な点であり、この原点が子育ての基本ではないでしょうか。

    ポピー幼児版は上に説明した、非認知能力(①思いやり、②ヒトに対して優しい、助ける心 ③思考力、④共感力、⑤生きる力、⑥洞察力、⑦直感力、⑧論理力、⑨調整力等々で、これらの能力が、小学校入学以降、アカデミックな「見える学力」を創り上げていきます。

 

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