人口減少時代の解決策


 日本の人口は24年1月1日現在、1億2119万3千人になっていて、前年に比べ、83万7千人の減少となり、12年連続で減少幅が拡大しています。
 そこで今月は、日本の将来を担う逞しい子どもたちが大勢誕生するために、何が必要かを考えたい。
 厚生労働省の見解では、日本の経済状況の低下が人口減の最大要因にしていますが、違うと思います。
 確かに経済的要因で子どもをつくない、若い世代には存在していますが、少数派です。
 子どもを経済的な理由から作らないことが原因ではありません。
 子どもは欲しいのですができないのです。 
 だから、人工授精手術をして子どもを作ろうとしてますが、できないのです。
 少子化の一番の要因は、若い世代の免疫力が低下していることであり、免疫力の低下は「血液」に原因があります。
 一般に血液は骨髄で造られるとしていますが、これは間違いです。
 何故ならば、ヒトの血液量は体重の約1/13といわれています。 例えば体重60kgの人であれば60÷13≒4.6 kgとなります。
 血液1リットルの重さは約1 kgですので,この例では約4.6リットルとなります。
 その大切であり、大量の血液を骨髄で造ることは不可能です。
 何故ならば、血液の材料を供給するルートがはっきりしないからです。
 だから、血液は腸でできています。「腸造血説」が正しい。
 つまり血液の材料は口から胃を通して、水分、澱粉、脂肪、ビタミン、ミネラル等が供給されるのであり、骨髄造血説ではこれらの供給源が明確でありません。
 したがって、血液は腸で造られて、この血液が全身に循環して、生体エネルギー(ATP)と酸素を身体の各細胞・臓器・脳・神経器官に供給しているのです。
 この供給源の明確さという点で、血液は腸でできているのです。
 この原理の「腸造血」説が世の中の”通説常識”になれば、腸造血の土台になる、腸内環境を悪化させる食品、薬剤は人々が摂取しなくなります。
 逆に「骨髄造血」説が現在社会の通説になっているために、添加物入りの問題のある食品や、医薬品を多量に摂取しても、良質な血液の造血には問題がないとする考えになっているのです。
 つまり、腸内環境の善し悪しが直接原因になっていないことがしないことが、諸悪の根源であり、現在の悲劇と言っていいでしょう。
 次に、日本は世界一の食品添加物認定国であり化学調味料、人工甘味料、酸化防止剤、防腐剤等々認定しています。
又、遺伝子組み換え食品、身体に悪い小麦粉、人工の油と言われる、トランス脂肪酸等々を使って、食料を加工している国なのです。

 これらの食品添加物は腸内環境を悪化させるため、良質で生命力に溢れた血液ができないため、免疫力が下がり、低体温になるのです。
 現代の青少年が低体温になっている原因も、過度の食品添加物に原因があります。
 つまり、免疫細胞の中核である白血球は体温が1度下がると免疫力は1/10になるのです。
 逆に体温が1度上がると、免疫力は10倍になるのです。
 したがって、「骨髄造血」の説のもと、問題のある食品を平気で食べていることが原因であります。
 そして、この問題の添加物入りの食品、医薬品の最大の犠牲者が子どもたちです。
 つまり、若者たちの大半が体温が35度台の低体温になっている事実なのです。(ヒトの体温の平均は36.5度です。)
 その現象が出生率の低下を招き、日本の人口減少の原因なのです。
 問題のある加工食品を摂取する、さらに、医薬品を過度に摂取することによって、腸内環境が悪玉菌優位になり、その結果良質で生命力のある血液が造血されないため、低体温になり、免疫力の低下になっているのです。
 したがって、私たち、大人の世代が、血液は腸でできているという考えを”常識”にすることが、少子化を食い止める方法なのであります。