デジタル教材と"氣"の重要性25年1月

デジタル教材と"氣"の重要性25年1月ジンジャーブレッドクッキー、テキストの落書きのようです
 日本社会は大きく変わりつつあります。 
インターネットの普及からデジタル化社会に突き進んでいます。
 それに伴い、タブレット、パソコンを使ってのデジタル教材が普及してきました。
 デジタル教材が普及して、子どもたちの学力が向上してきましたか?
 デジタル教材では画像やイラスト、動画を使った解説ができるため、子どもの理解が深まります。 また、これまでの一方的な情報伝達型の授業とは異なり、子どもが主体性を持って学習できる環境を構築できることもデジタル教材の魅力です。 生徒の学習意欲を高めることにより、成績の向上や新しい可能性の発見も見込めます。
 しかしながら、デジタル教材でも目に見張るような効果がある人と、ない人があります。
 それは、どこに問題があるのでしょうか。
 一言で言えば心の強さ、つまり「氣」です。
 私たちは、「表層心理」と「深層心理」で行動し、生活しています。
 表層心理と深層心理は、心理学における心理状態の分類で、「表層心理」は直接観察できる心理的プロセスや行動を指し、「深層心理」は意識できない無意識下における心理状態を指し、性格的な問題をはらんでいます。 この心の強さを、私どもの全家研初代総裁の平澤興先生の教えである「勉強は良い習慣づくり」から学んでいくと、一念は、「良い習慣」という継続した「氣」から形成されるものです。
 人は、自分の意志によって他から強要されることなく自由に生きていると思っていますが、実はそうではなく、個々人の持っている行動習慣に縛られて生きているのです。
 表面的には、勉強している状態の子どもでも、深層心理がどのような状態であるかが問題です。
 医学博士として長年大脳の研究をされてきた平澤先生は、その人の行動習慣が、いかにその人の人生までも決定づけてしまうことを訓示されています。
 平澤先生は、「その人全体からにじみ出る味わいでその人物がわかる。」とされていますが、この「にじみ出る味わい」も習慣であり、深層心理の中に回答があります。
 つまり、その人の生命といっても過言ではありません。
 深層心理の次元から、「勉強は楽しい。もっと勉強したい。勉強は喜びである。」とする精神的な原動力は、アカデミックな左脳領域ではなく、右脳領域に存在しています。
 この領域が広がってきて、その人の天性として輝いてくるのです。
 つまり、学ぶことは、けっして楽なことではないが、学ぶことが習慣(その人のクセ)になってくると、その人にとって、習慣は苦痛でなく、平常心の中に、むしろ「あぁ楽しいな。」と、喜びが拡がってくるのです。
 平澤先生は、「本当に偉大だなと思う人にはみな平凡さがある。平凡を鍛えあげて偉大にしている。」と言われていますが、それはまさに良い習慣がにじみ出てきているのです。
 つまり、「勉強は良い習慣づくり」は深層心理を変革して、精神的な苦痛なしで、実力を向上させるのです。
 その進行形が大賢の風格を持つといえましょう。
 ともあれ、充実した人生の条件は、一生涯、命のつきるまで前向きに学び続けることではないでしょうか。
 その前進的な習慣づくり、生き方を創り上げる時期は、幼児・小学校期がベストであり、この時期に「勉強の良い習慣づくり」を大切なお子さまにつけていただきたいと願っています。
 そのためには、ポピー教材のような活字文化に基づいた紙ベースとの、①設問を読んで理解する。②思考し、解答を書き上げる教材が、最初に手がける教材としてベストではないでしょうか。
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