今年は桜の開花も早かったですが、散るのもあっという間でしたね。 入学・進学の時期ですね。通勤途中にお母さん、お父さんと一緒にピカピカの1年生が学校の近くを歩いて登校しているのを見て、おめでとう!これから頑張ってね。と心の中でつぶやきました。
子どもたちの清新な息吹を我が事のように感じ、やる気満々な気持ちを尊重したいですね。
今回は”今年こそ頑張ろう!”とやる気満々になっている子どもたちの意気込みに心を合わせ、どのように子育てしていくかを考えてみたい。
まず第1に「忍耐強い子」になってもらいたいと思います。
何事も”我慢強い子”はしたたかな生命力で克ち上がってきます。忍耐強いことは人間が生活する上で最も大事な資質ではないでしょうか。
徳川家康は「人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。急いではいけない。」と明言しました。忍耐強いことは、これからの前途多難な人生行路の中で最も重要な人格創りと言えます。
忍耐強い子を創るには、甘いものを与えないようにする事と、食べ残しをさせない事が肝要です。
子どもが可愛いといって、ジュースを与え、アイスクリームを与え、ラーメンを与え、お菓子を与えることによって、その子の精神はただ甘えるだけになります。その結果自立した大人になることを強力に阻害します。
砂糖を与える事は極端な話、子どもに犯罪者になってほしいと熱望している親なんです。従って、砂糖は合法的な麻薬と言っていいでしょう。甘いものを与えずひもじい思いをする事によって粘り強い子に成長していきます。
第2に「自発的な行動のとれる子」になってほしい。
世に名をなした人は全て”自発能動”で人生を切り開いてきました。
誰かに指示されて行動する”指示待ち人間”ではいけません。
自発的に行動できる人は幼少期に全面的に自分の事を肯定してくれた人物が必ずいます。
つまり甘やかすのではなく、何事も愛情を持って、その子の言動をじっと見守り、存在感を確認してあげ、肯定的に認め、褒めて、励ましてくれた人物がいるものです。
この人物を持つことによって、人は自己の行動に”自信”ができ、やがて自らの意志で一人で歩き始めます。
幼少期にこんな人物を持ち得た人は幸運であり、成長するにつれて、思いやりのある、優しい人間へと成長していきます。
第3に「好奇心あふれる子」であってほしい。
好奇心は、書物、図鑑、地図等の世の中の仕組みを説明した事象を与えることが、育成に繋がるのではないでしょうか。
つまり、物語風童話は原因と結果の時間的想像力を育成し、図鑑・地図はあらゆる事象の構造・仕組みを理解する空間的想像力を育成する事になり、これらの想像力が、強い好奇心の原動力となります。
つまり、好奇心はこれら、読書・図鑑等が触発剤となって知識を貪欲に吸収する力なのです。
この事を知りたい、あの事を知りたい、外界の事情も知りたいと思う積極的な磁石のごとき知的吸収力が、どんな困難な問題が眼前にあろうとも、乗り越える原動力になってきます。
以上の3点が子どもを真に自立する方途ではないでしょうか。Contact子育て応援社・お問い合わせ
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