見えない学力と幼児教材について 2021年4月
本年も入学の季節になってまいりました。幼稚園、小学校に入学の子どもたちとお父さん、お母さんが一緒に園または小学校に向かっている姿を見ると、”これから頑張ってね”と応援したくなるのは私だけではないと思います。
幼児教材は必要です。なぜならば、「見えない学力」の基礎的素養を作りあげるためです。
「見えない学力」とは、テストの点数等で明らかに評価できない学力です。
それに対し、「見える学力」とは文字・数字等のアカデミックなテスト評価のできる学力です。
幼児期の、特に5才以下の大脳には、教材に関心を持ち、好き嫌いになる部位(視床下部,扁桃体,海馬,帯状回,側坐核など、広い範囲に及ぶ)が発達のピークになっています。 したがって、幼児が好きになるよ
うな良質な教材を与えることはその幼児の一生を左右する最も大事な要件です。
それらの教材は左脳の領域の教材でなく、「見えない学力」と言われる、非アカデミックな教材が適切です。
そして、身につく具体的な能力は ①思考力、②共感力、③生きる力、④洞察力、⑤抽象力、⑥論理力、⑦調整力、⑧忍耐力などをあげたいと思います。
そして、何でも知りたいと思う”好奇心”が必須の条件ではないでしょうか。
これらの各種能力を総合して「見えない学力」と呼びます。
それに対し、小学校から始まる、左脳領域での能力である「見える学力」はどんなことを記憶しているか、どんな計算能力を持っているか等々の通常の学力と言われている領域なのです。
しかし、この「見える学力」は「見えない学力」の下支えがあって活きてくるのです。
したがって、「見えない学力」が幼児期に身についていないと、上の学年になってから出合う高度で難解な学習が、行き詰
まってくる可能性が生じてきます。
幼児ポピーでは、十数年前から非アカデミックな学力の基礎にワーキングメモリの力があると考え、ポピーの問題の基本をワーキングメモリとトレーニングに置いています。
そして、教材の中での、問いかけが、将来の学業成績の向上に繋がると確信して編集されています。
まさに、現時点でポピー幼児教材はワーキングメモリを強化育成し刺激を与える点で最高の教材と言っていいでしょう。
さらに、学ぶことは何ものにも代え難い人間の尊厳の証しであり、 生き生きと学び続ける道には行き詰まりがなく、新たな価値創造の活路が開かれてくるのです。
幼児期に学んだ「見
えない学力」が、他者を想いやる心を育成し、親に孝養する方向性を開いていくのではないでしょうか。
小さいときから教材に触れる人は、昨日よりは今日、今日よりは明日と、向上の坂を上りゆく、みずみずしい生命力と学びの姿勢が
定着してきます。
そして、自分自身が常に「新しい自分」になっていく最も大切な学びの「好奇心」を身につけることができるのです。
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